「Web design process for the future」に行って来ました
(忘れないため一気に書きました)
↑ステッカーもろた
【WCAN mini Design Vol.9「Web design process for the future」】に行ってきました。
6月の週末は外出予定が多いので直前まで迷ったのですが、金曜の午後にATNDのぞいたらまだ席があって、やっぱり一度こもりさんのお話を直接聞いてみたい!と強く思ったので。
その理由は2つ。
ひとつは、web業界の大きな変化を感じているからです。
(「変化」というのもぼんやりした言葉ですが)
自分は10年ぐらいweb業界で仕事をしていて、これまでも小さい変化/波は何度も感じてきましたが、今回は一番大きいヤツがやってきてる気がすること、そして10年分年をとっているくせにどうも自分のキャリアパスが想像できないのです。
5年先に自分が何やってるのか今ひとつわからない。10年後なんてまったくわからない。
今年から専門学校の非常勤講師をさせていただくことになったのも、教える仕事の中で、自分の将来に対して何かヒントが見つかるかもしれないと思ったことも大きいです。(それ以外の理由も色々ありますがセミナーと関係ないので略)
ふたつめは、今年始めに「黒い画面の勉強会」に参加させていただいた結果…
新しいツールが出たよ、最近こんなやり方やってる人がいるよ、という情報をいただくことも増えました。
で「いいなー 実務で使ってみたい」と思っても自分ひとりで完結するような仕事はほとんどないので、なかなか取り入れることが難しいという現状。
いまだにIE6ガッツリ対応案件があるのです。ええ、あるところにはあるのです!
ツールはどんどん出てくるけど仕事で使えんがな。うーむ、このままでは遅れてしまう… という危機感。
それで、イベント前日に申し込みしました。
自分のメモからまとめるとこんな感じです
- 「作る(作った)コンテンツをデバイスやブラウザに対応させる」ということはもう無理。スマホだっていつまであるのかすらわからない。
今後はデバイスが増えるのではなく、コンテンツの配信体系が変わってくる - だからコンテンツの吟味や見せ方(順番・並べ方)から考えなければいけない
- これまでの(ピクセルベースでデザインを作る → コーディング → 実装 のような)ワークフローでは対応できなくなる
- いきなり取引先にワークフローを変えてもらうことは難しいだろうから、まずはモックをhtmlで組んでブラウザで動かして見られる状態でクライアントに確認・決定してもらえることからでもできるのでは?
- ブラウザで確認してもらえれば「ここのコンテンツ変えたい → デザインファイルに戻ってやり直し」みたいなことがなくなる
あとから「このデバイスでだけ動作がおかしい」→「最初から考えなおし」みたいなこともなくなる - フレームワークやテンプレートなどを利用して時短をはかる!以前やったことをまたやらない!
あまった時間でデザインやコンテンツをブラッシュアップすればいいじゃない - 使えるツールや知識が増えれば誰かと協業できる可能性が高くなる
- 小規模でやっていて分業していないからスムーズにできることがある
すっきり!すっきり!
あまりにツール類がじゃんじゃん出てくることに対し「多すぎじゃね? ツール使える=仕事ができる でもないだろうし」とどこかで思っていたのですが、「=」だったらしい…。
私は本質を全然理解できていなかったようです。
ツール類を実務で使えないのではなく自分から使おうとしてなかった、そして使えない理由はブラウザ対応ではなくてワークフローにあったということもわかりました。
今日のお話を聞いて、なんか色々まとまらなかったことが全てつながった気がしました。
本当に行って良かったです。
あと、「レスポンシブは“レイアウトを切り替える手法”ではない」もガーン…でした。
わかっていたはずなのに、いつのまにか「レイアウトの手法」ととらえるようになっていた自分に気づいてガーン。
ふだん「〜を…するn個の方法」みたいなんはほとんど見ないんですが、それ系の記事に影響受けまくってることを自覚しました。怖いわ…。
Posted by sponge design on 6/9, 2013 :: Categories セミナー・勉強会など
コメントはこちらから↓ トラックバック